本日2026年6月28日21時、ホロライブが約5年をかけて育てたメタバース「ホロアース」がサービスを終了する。開発費約33億円を投じながらも約1年2ヶ月で幕を閉じるこの結末は、「VTuber×メタバース」という戦略の限界を業界全体に突きつけた。一方にじさんじでは戌亥とこが7年ぶりのSolo Live「リスタート」を発表し、甲斐田晴が本日同時刻に新3D衣装ライブを開催する。
■ 今日の主役:ホロアース、2026年6月28日21:00でサービス終了
【事実】カバー株式会社が運営するVRメタバース「ホロアース(HOLOEARTH)」が、本日2026年6月28日(日)21:00をもってサービスを終了する。2025年4月24日の正式リリースからわずか約1年2ヶ月での幕引きとなる。未使用の有償ホロコイン・クリエイターポイントの払い戻し受付は2026年6月29日12時から9月30日12時まで。
【背景】ホロアースは2021年に「ホロライブのVTuberたちと同じVR空間に入れる」という革新的なコンセプトで発表されたメタバースプロジェクト。約4年のベータ期間を経て2025年4月に正式リリースされたが、同時接続数の低迷とエリア過疎化が深刻化した。カバー社はホロアース関連のソフトウェア資産を減損処理し、約31億9900万円を特別損失として計上している。ファンからは「タレントとファンが同じ空間にいられる貴重な場だった」「ねぽらぼライブなどの思い出は消えない」と惜別の声が上がっている。
【なぜ重要か】VRゴーグルの普及が進まない中、「没入型メタバース」という訴求が一般ユーザーへの定着に失敗した典型事例として業界史に刻まれる。ホロライブ最大手でも通じなかったという事実は、VTuberビジネスの軸足が依然として「配信・ライブ・グッズ」にあることを再確認させた。ストリーミング体験に最適化されたVTuber文化と、「没入・滞在」を前提とするメタバースの相性の悪さが根本要因だ。
【今後】払い戻し申請は6/29〜9/30に受付。カバーが今後メタバースに再挑戦するかは不明だが、経営資源をホロライブ本体のライブ・グッズ・グローバル展開に集中させる方向が有力。本日最終日を惜しむプレイヤーが最後の時間を過ごしている。
→ ホロアース公式サービス終了告知 / MoguLive報道
■ 抑えておきたいニュース
続報: 戌亥とこ、2nd Mini Album「One day」10/7発売+2027年4月24日 東京ガーデンシアターでSolo Live「リスタート」
昨日(6/27)18:30より開催した3Dコラボ歌枠配信内で重大告知を発表。本サイトの6/27記事では配信「予定」として掲載していたが、告知の詳細が判明したため続報として掲載する。
【事実】にじさんじ所属・戌亥とこが2026年6月27日(土)の配信内で2点を発表。(1)2nd Mini Album「One day」を2026年10月7日(水)に発売(全6曲、R&Bテイスト・1日のさまざまなシーンを描く)。(2)2nd Solo Live「リスタート」を2027年4月24日(木)に東京ガーデンシアターで開催予定。タワーレコードでの体験イベント、アニメイトでのトーク&ライブイベントも予定。
【背景】戌亥とこはにじさんじ屈指のシンガーライバー。2019年に開催した1st Solo Live「PARALLEL LIVE」以来、約7年ぶりとなる単独ライブ。東京ガーデンシアター(キャパ約8000人)という規模は、にじさんじ中堅〜上位クラスのSolo Liveとして標準的だが、7年間の待機期間を経ての開催という意味合いは大きい。
【なぜ重要か】「7年ぶり」というインパクトは長年のファンへの朗報であると同時に、戌亥とこの音楽活動がここにきて本格加速していることを示す。10月アルバム→4月ライブというロードマップが明示されたため、ファンはチケット争奪戦に向けた準備が必要だ。
【今後】10/7アルバム発売。Solo Live日程は2027/4/24確定。チケット販売スケジュールは追って発表予定。
甲斐田晴、3D新衣装お披露目ライブ「Seasons」本日21:00開催(予定)
【事実】にじさんじ所属・甲斐田晴(ROF-MAO / VΔLZ)が本日2026年6月28日(日)21:00より新3D衣装お披露目ライブ「Seasons」を開催予定。ライブバンド形式・全編無料配信。
【背景】甲斐田晴はにじさんじ2018年組で、歌唱力と音楽へのこだわりで知られる。ROF-MAOおよびVΔLZというユニットでも活動しており、3D新衣装お披露目はファンにとって毎回注目度の高いイベント。
【なぜ重要か】本日21:00はホロアースのサービス終了時刻と重なる。ホロアース最終の瞬間に立ち会うかVTuberライブを楽しむか、界隈が二分される形の「今夜21時」が今日のキーワードになりそうだ。
【今後】ライブ中の追加発表(アルバム等)に注目。
■ 数字で見る今日(拾えた範囲で)
- ホロアース開発費: 約33億円(うち特別損失計上額: 31億9900万円)
- ホロアース正式リリース〜終了: 約1年2ヶ月(2025年4月24日〜2026年6月28日)
- ホロアース払い戻し受付期間: 2026年6月29日12:00〜9月30日12:00
- 戌亥とこ Solo Live会場: 東京ガーデンシアター(キャパ約8000人)、2027年4月24日(予定)
■ 一行ニュース
- 狂蘭メロコ(NIJISANJI EN) 昨日(6/27 21:00)3Dお披露目配信「SEXY EXORCIST 3D」を実施。にじさんじ甲子園2026でも監督として参加する予定の注目ライバー。
- ぶいすぽ・小森めと&千燈ゆうひ 契約内容に抵触したとして4月30日から受けていた2ヶ月の活動休止処分が6月30日(火)に満了予定。復帰発表か継続かを注視。
- 影山シエン(ホロスターズ) 7月5日(日)に配信活動終了予定。5月26日に一斉発表されたホロスターズ大卒業ラッシュ(6名)の最後の一人。
- hololive English 3rd Concert「All for One」欧州上映ツアー 昨日(6/27)パリ(UGC Ciné Cité Bercy)でファイナル公演を実施。ベルリン・デュッセルドルフ・ミラノ・リヨン・パリ5都市を巡るツアーが完結。
- VTuberスタイル7月号 6月26日発売。しぐれうい(活動8年目)の単独インタビューを掲載。
■ まとめ(編集後記)
今日の界隈を一言で総括するなら「清算と再起の日曜日」だ。ホロアース終了は”失敗の清算”であり、戌亥とこのSolo Live発表は”7年越しの再起”。甲斐田晴の3Dライブも加わり、本日21時は喪失と祝祭が同時に走る奇妙な時間帯になる。
ホロアースは惜しいが、カバーにとって「なぜ失敗したかを正直に分析できるか」が今後の問題だ。同じ「VTuber活用」路線でも配信・リアルライブ・グッズという既存モデルは堅調で、メタバースだけが浮いていた。次にカバーが何に投資するかを観測するのが当面のポイントになる。
明日以降の注目点: ぶいすぽ・小森めと&千燈ゆうひの復帰発表(6/30が処分満了日)。ここに動きがあれば月曜のニュースになる。


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