【VTuberニュース 2026年9月1日】ソニーミュージックのVTuber事業「VEE」運営終了——20名は“個人勢”へ

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本日の主役は、ソニー・ミュージックエンタテインメントがVTuberプロジェクト「VEE」の運営を9月30日で終了すると発表した件。大手資本でも“育成型”の事務所ビジネスは続かなかった一方、所属21名のうち20名は名前もキャラクターもチャンネルも引き継いで個人勢・移籍で活動を継続する。「事務所が消えてもタレントは残る」座組は、5年前には無かった着地点だ。

ほかに、不破湊が「緊急記者会見」で武道館2ndライブと新シングルを発表、ホロライブぷよテト大会2026はアキ・ローゼンタールが全勝優勝で決着した。

目次

■ 今日の主役:ソニーミュージック「VEE」、9月30日で運営終了——20名は“個人勢”へ

事実:ソニー・ミュージックエンタテインメントは8月31日、VTuber育成・マネジメントプロジェクト「VEE」の運営とタレントマネジメントを2026年9月30日で終了すると発表した。2021年のプロジェクト発表から約5年。理由は「現在の体制を維持しながら、持続可能な事業として運営を継続していくことは困難」と説明し、非は運営側にありタレントにはないと明記した。所属21名のうち20名が活動を継続し、活動名・キャラクターデザイン・YouTubeチャンネル・SNSアカウントを原則本人へ引き継いで、個人勢または他事務所へ移行する。雛星あいる1名のみ活動終了で、卒業配信を9月16日21時に予定。開発中だったゲーム『Gun Girl Go』は開発中止。ファンコミュニティ「VEELLAGE」は9月30日、公式ショップは11月30日で閉店する。

背景:VEEはソニーミュージック系列で、音楽・声優事業のノウハウを持つ資本が参入したことで注目された中堅VTuber事務所。ホロライブ・にじさんじの二強に次ぐグループの一角と見なされていた。

なぜ重要か:音楽業界最大手の一つであるソニーミュージックでさえ「持続可能な事業として継続困難」と判断したことは、二強以外のVTuber事務所ビジネスの採算の厳しさを象徴する。同時に注目すべきは撤退の“作法”だ。タレントに名前・キャラ・チャンネルをすべて返し、個人勢として生き残れる形で畳む——これが近年の運営終了で標準になりつつある。かつて事務所閉鎖は「キャラクターごと消える」ことを意味したが、今回はほぼ全員が地続きで活動を続けられる。結果として界隈は「二強」と「その下に広がる個人勢の海」への二極化がさらに進む。

今後:9月16日の雛星あいる卒業配信。20名の移籍先・個人勢デビューの発表が9月に相次ぐと見られる。VEELLAGEのデジタルアイテムは補償なしのため、ファンは各自バックアップが必要。

■ 抑えておきたいニュース

続報:不破湊「緊急記者会見」の中身は武道館2ndライブと新シングル

事実:不破湊(にじさんじ)は8月31日20時、配信「緊急記者会見」で2ndソロライブ「VORTEX」を2027年3月3日に日本武道館で開催すると発表した。にじさんじ公式は「男性VTuber史上初の武道館ワンマンライブ」と表現。あわせて新シングル『ECLIPSE』を12月9日に発売(初回限定盤A 3,850円ほか全3形態)、先行配信曲「鏡の前でキスをしろ。」を9月1日に配信開始した。会見の告知タイトルが「地震・災害情報と紛らわしい」と一部から指摘されて不破が謝罪する一幕もあったが、X上では「難癖」と擁護する声のほうが広がった。

背景:不破湊は2025年に1stソロライブを開催し、YouTube登録者100万人を突破済み。「緊急記者会見」は従来からネタ的に使ってきた告知フォーマットでもある。

なぜ気になるか:男性VTuberのソロ音楽活動は動員面で未知数とされてきたが、武道館(約1万席)級に踏み込む事例が出たことは、男性ライバーのライブ市場が一段拡大したことを示す。「緊急記者会見」騒動は、災害と紛らわしい表現への感度が上がっている一方で、過剰反応への反発も同時に強まっていることを可視化した。

今後:『ECLIPSE』初回生産分にライブ先行抽選シリアルが付く。チケット一般発売の時期が次の注目点。

続報:ホロライブぷよテト大会2026、アキ・ローゼンタールが全勝優勝

事実:8月30日20時に開催された「ホロライブぷよテト大会2026」(約3年4か月ぶりの復活、主催・兎田ぺこら、参加16名)は、アキ・ローゼンタールが全勝で優勝した。準優勝は轟はじめ、3位は一条莉々華。コーチはぷよぷよ側が宝鐘マリン、テトリス側が星街すいせい。アキ本人もXで優勝を報告した。複数のまとめが同時接続19万〜22万人と報じているが、公式の計測値は確認できていない。

背景:第1回(2023年4月)の優勝は宝鐘マリン。今回はぺこらが主催として復活させた。8月31日の当ブログ記事では優勝者を確認できていなかったが、本人ポストで確定した。

なぜ気になるか:アキ・ローゼンタールはホロライブ1期生で、ゲーム大会での安定した実力と「努力の人」というファン認識がある古参。派手さより堅実さで知られる1期生が最新の大型大会で全勝優勝したことは、古参勢の存在感を改めて示した。

今後:アーカイブでの決勝戦の評価。前回から3年空いた開催ペースが今後どうなるか。

ラプラス・ダークネス、Red Bullのバーチャル・アンバサダーに就任

事実:ラプラス・ダークネス(ホロライブ6期生)がRed Bullのバーチャル・アンバサダーに就任し、9月1日から30日までコラボキャンペーンを実施する。全国のドン・キホーテ、アピタ、ピアゴなどでレッドブル250ml6缶パックを買うと先着でコラボポーチ(全2種)がもらえるほか、期間中12缶以上の購入・応募で抽選のオリジナルジャケットが当たる。獅白ぼたんとの対談コンテンツも公開された。最新のグッズ予約締切・発売日はVTuberグッズ発売日カレンダーを参照。

背景:Red Bullは過去にも複数のVTuberをバーチャル・アンバサダーに起用しているが、ホロライブからの起用は珍しい。

なぜ気になるか:エナジードリンクという“実店舗の日用品”の販促にホロライブのタレントが起用されるのは、VTuberのIPがオタク向けグッズの外——コンビニ・量販店の棚——まで到達したことを示す。ゲーマー・夜型のイメージを持つラプラスと商材の相性で選ばれた形だ。

■ 数字で見る今日

  • 神永タイガ(にじさんじ・RhyZyGy):YouTube登録者15万人突破(8月31日→9月1日、約14.3万→15.2万)。8月27日デビューから5日。
  • hololive公式チャンネル:総再生数26億回突破。
  • 加賀美ハヤト(にじさんじ):総再生数4億回突破。
  • リゼ・ヘルエスタ(にじさんじ):総再生数4億回突破。
  • ジョー・力一(にじさんじ):総再生数3億回突破。

※登録者・再生数はいずれもYouTube公表の丸め値。

■ 一行ニュース

  • にじさんじ・ルンルンが8月31日19時に復帰配信を実施。6月下旬からの体調不良による休養から約2か月ぶり。
  • 超銀河レコードの小柳かれんが8月31日18時に卒業配信を実施。所属3名全員の活動終了に伴うもので、SNSアカウントは9月30日に削除予定。
  • 『白猫プロジェクト』×ホロライブゲーマーズのコラボ第3弾が8月31日開始。白上フブキ・大神ミオ・猫又おかゆ・戌神ころねが水着衣装で登場し、連動配信を9月2日まで実施。
  • スイーツパラダイス×にじさんじ コラボカフェ第15弾が9月2日〜13日、京都・広島で開催予定。
  • 『NIJISANJI COUNTDOWN LIVE “CROSSING TONES”』Blu-rayが9月2日リリース予定。

■ まとめ(編集後記)

VEEの運営終了は、悲観と楽観が同居するニュースだ。大手資本でも中堅VTuber事務所は割に合わない——この現実は動かない。だが「タレントに全部返して畳む」撤退が定着したことで、事務所がなくなっても“中の人”ではなくキャラクターごと活動を続けられるようになった。相次ぐ「魂だけが消える」閉鎖が常だった数年前とは、明確に違う。明日以降は、VEE20名がどこへ着地するかの発表を追いたい。

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