【2026年9月まとめ】VTuberニュース月間総括|今月の5大ニュースと界隈の動き

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2026年9月は「ホロライブが10周年へ向けて全面的に組み替えた月」だった。筆頭は新ユニット「アソビ★まわり隊!」で、デビュー初配信の同接14万人台を4人そろえた。この記事では、9月に当ブログが報じた28本の日次ニュースから、5大ニュース・トピック別の動き・数字を整理する。

目次

■ 今月の5大ニュース

1位:ホロライブ新ユニット「アソビ★まわり隊!」デビュー、初配信の同接14万人台が4人並ぶ

9月18日にメンバー4名(百灯キョーコ・熱千めら・鈴鳴つづり・宙科そぴあ)が発表され、9月24〜25日にデビューした。初配信の最大同接は宙科そぴあ146,402人、熱千めら145,979人、後半組も14万人台で、4人の差は約5,800人しかなかった。2回目の配信は約3分の1の4.8万人まで落ちたが、それでもホロライブのベテラン勢の最高値(3万人台)を上回った。

月間最大級とした理由は、ブランド統合の直後でも「ホロライブJPの新人」という看板の集客力が落ちていないことを、数字で示したからだ。個人差がほぼ出ない初速は、タレント個人より箱が人を呼んでいる構図の裏付けでもある。

初報:9月19日の記事/続報:9/25・9/26・9/27・9/28

2位:ホロライブ9周年で全社リニューアル——ID/EN/DEV_IS統合と新配信アプリ「hololive raku」

9月7日の9周年特番「hololive Next」で、カバーはID/EN/DEV_ISの区分を廃止して単一ブランドにすること、自宅配信の品質を上げる新アプリ「hololive raku」を発表した。周年を1日の記念で終わらせず、2027年の10周年へ向けた通年のカウントダウン興行に切り替えた形だ。

1位のアソビ★まわり隊!、ホロライブ初のTVアニメ『おでかけホロライブ』、獅白ぼたん主催の27名コラボ「ししドリ杯」と、9月後半のホロライブ関連ニュースはほぼすべてこの方針の上に乗っている。9月の土台になった発表として2位に置いた。

初報:9月2日の記事(番組予告)/発表内容:9月8日の記事

3位:VEE運営終了と東雲めぐの活動終了——明暗を分けたのは「IPの帰属」

ソニー・ミュージックのVTuberプロジェクト「VEE」が9月30日で運営を終えた。所属20名は活動名・キャラクター・YouTubeチャンネルを引き継いで活動を続ける。一方、2018年から活動してきた東雲めぐは、運営元Gugenkaとの契約満了により9月21日付で活動を終了した。

同じ月に「事務所がなくなっても名前が残るケース」と「本人の意志では続けられないケース」が並んだ。分かれ目はIPが誰のものかで、VTuberの契約構造を考えるうえで今月一番の教材になった。

初報:9月1日の記事/9月23日の記事(東雲めぐ)/9月30日の記事(VEE運営終了当日)

4位:しぐれうい×mezzo pianoコラボ、発表から48時間で脅迫による中止

9月16日に発表された子供服ブランドmezzo pianoとのコラボは、過去曲とのイメージの落差が争点になり、公式投稿の表示は456万回を超えた。9月17日に企画会社が中止を発表し、本人への脅迫が理由と明らかになった。その後の謝罪配信も新たな反発を招いた。

VTuberのIPがオタク向けグッズの枠を出て一般ブランドに広がるときのリスクが、最悪の形で出た事例だ。批判が実害の脅威に変わったという点で、業界全体のコラボ判断に影響する。

初報:9月16日の記事/続報:9/17・9/18・9/20

5位:ANYCOLOR、1Qは増収営業減益で70億円の自社株買い

にじさんじを運営するANYCOLORの第1四半期は、売上高166.2億円(前年同期比+5.4%)に対して営業利益63.9億円(同−8.8%)。同時に上限70億円・発行済株式の4.67%の自社株買いを発表した。決算後は目標株価の引き上げで6日続伸したが、証券各社の評価は割れた。

高成長から「規律ある投資フェーズ」への移行が実績で確認された。にじさんじが決算の裏でもグッズ・ボイスの投入を緩めていない点とあわせて、二強の経営方針の違いが見えた。

初報:9月10日の記事/続報:9/17・9/19

■ トピック別の動き

デビュー・卒業

  • REJECT発の新人男性VTuber「カプラ・リブラス」が9/22にデビュー、Xトレンド1位で好発進(9/22・9/23)
  • MBS系の男性VTuber企画「帳区」の4人が9/26にデビュー。同接はランキング圏外だった(9/25・9/27)
  • k4senプロデュースの「UltraLMTM」が1期生6名を公開。告知番組の同接は1.5万人、デビューは10/5・6(9/28・9/29)
  • 超銀河レコードの小柳かれんが卒業配信。所属3名全員の活動終了に伴うもの(9/1)
  • にじさんじ・ルンルンが約2か月ぶりに活動復帰(9/2)

グッズ・イベント

  • ホロライブがライブ参加ルールを厳格化。改造ペンライトに出禁・法的措置を明記し、直後の星街すいせい横浜2daysは大きなトラブルなく通過(9/4・9/5・9/9)
  • 星街すいせいのツアー最終公演は全国51館でライブビューイング(9/10)
  • ホロライブ初のTVアニメのタイトルが『おでかけホロライブ』に決定。公式チャンネル登録者が一晩で約3.8倍(9/24)
  • ホロライブ×エンターグラムの新作ゲームは、TGS2026で博衣こより主演「コヨリニウム」として発表(9/6・9/18)
  • 東京ゲームショウ2026は過去最多の出展だったが、台風で最終日(9/21)が中止になり、VTuber勢の企画も直撃を受けた(9/20・9/22)
  • 獅白ぼたん主催「ししドリ杯」に27名が集結。優勝はTEAM03(AZKi・ラプラス・ダークネス・風真いろは)(9/14・9/16)
  • にじさんじ「遊戯王マスターデュエル祭2026」がシリーズ初のチーム対抗戦として開催。優勝は「MADmaidLAND」(チーム6)。決勝の相手は「フミ様ちゅちゅCHU♡」だった(9/24記事の誤記は9/28の記事で訂正済み)(9/3)
  • 獅白ぼたんの「重大告知」は1stアルバム『BOTAN.EXE』。発表当日の深夜にデジタル配信を開始(9/21)
  • 儒烏風亭らでん×東京国立博物館のコラボが2027年1月から開催決定(9/29)
  • あおぎり高校が千代浦蝶美の5周年ライブを開催2日前に延期。理由は運営の制作進行管理の不備(9/13)
  • にじさんじは9/7に8周年グッズ第2弾を一斉投入(アクキー158種のノスタルジアコレクションほか)(9/7)
  • 「ねぽっくす!〜ねぽらぼ×秘密結社holoX〜」は有明アリーナ2日間で約2万人を動員(9/29)

最新の予約締切・発売日はVTuberグッズ発売日カレンダー参照。

記録・数字

  • 夏色まつりがYouTube登録者160万人に到達(9/8)
  • 健屋花那が登録者65万人を突破(9/4)
  • 小柳ロウ(にじさんじ Dytica)が登録者50万人に到達(9/27)
  • Kobo Kanaeru(hololive ID)が登録者280万人に到達(9/29)
  • アソビ★まわり隊!の熱千めらがデビュー5日で登録者30万人に到達(9/29)

■ 数字で見る今月

  • 146,402人:宙科そぴあの初配信の最大同接(9/24の1位、ユーザーローカル)。4人の初配信はすべて14万人台(9/25・9/26)
  • 48,436人:百灯キョーコの2回目の配信の最大同接。初配信の約3分の1だが、同日のホロライブのベテラン勢の最高(30,049人)を上回った(9/27)
  • −8.8%:ANYCOLOR 1Qの営業利益(63.9億円)の前年同期比。売上高は+5.4%の166.2億円(9/10)
  • −8.36%:上期予想を上方修正した翌日(9/25)のカバー株価の下落率(9/26)
  • 456万回超:しぐれうい×mezzo piano公式投稿の表示回数(9/17)

■ まとめと来月の注目点

9月はホロライブの月だった。単一ブランド化、新ユニット、初のTVアニメと、10周年へ向けた手札を1か月で一気に切ってきた。その一方で、VEEと東雲めぐの件では「事務所が消えたときにタレントが何を持っていけるか」が問われ、しぐれういの件ではIPの越境がもつリスクも表に出た。

来月の注目は1つ、10月5・6日のUltraLMTMのデビューだ。9月後半はアソビ★まわり隊!(ホロライブの看板)、カプラ・リブラス(eスポーツ企業)、帳区(テレビ局)と、出自の違う新人が続いた。初速の結果は「箱の看板」が圧倒的だった。k4senという配信者個人の集客力がどこまで通用するか、告知番組の同接1.5万人からの伸びで、新人の集客を決める要素がはっきりする。

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