ここでは無課金・微課金でAI画像生成を試す手順をまとめます。
まず断ると、無料で手軽にAI画像を試したい場合はスマホアプリやLINEアプリを使う方がよいです。
個人的に最近遊んでいる微課金の方式は、AIの技術自体に興味がある方やより深く遊びたい人向けです。
具体的には好みの画風のモデルを探したり作ったり。
そういったのに興味がある方は、この記事の手順で環境を作ってみてください。
手順は簡単です。
微課金でお試し(AUTOMATIC1111版Stable Diffusion Web UI)
Google Colaboratoryの準備・課金
大体1,000円ちょっとで7時間程度使える計算になります。
結構短いので、プロンプトなどは事前に準備しておいて、リソースの活用効率を上げるのがちょっとしたコツです。
また、リソースを使い切ってしまった場合も追加で購入できます。
手順はこちら。
- Google Colaboratoryを開く
- アップグレードメニューから支払いしてハイスペックの設定をできるようにする。
下のリンククリック後、進んでいって課金してください。


この先の画面から、「Colab Pro」で支払いしてください。
ここまでで準備は終了です。
「Pay As You Go」の買い切りでも大丈夫かもしれません。自分は「Colab Pro」で月額の支払い後に「Pay As You Go」で追加購入していましたが、その場合は問題なくハイメモリの設定もできました。
AUTOMATIC1111版Stable Diffusion Web UIを実行
AUTOMATIC1111氏のstable-diffusion-webuiを使います。
はじめは自前でUI書いてましたが、こっちの方が全然完成度高いので、おすすめです。
手順といっても、下のリンクをクリックして実行ボタンをクリックするだけでOKです。
こちらで書いたサンプルをGoogle Colaboratoryで開きます。
と言っても10行も書いていませんが笑
実行ボタンは手書きの〇の箇所です。

実行時にエラーになる場合は、メニューのランタイム>ランタイムのタイプを変更
から以下のように設定されているか確認してください。

これでも解消しない場合は、手元環境で以下を追加することで起動できました。
発生していたエラーも載せておきます。
RuntimeError: Detected that PyTorch and torchvision were compiled with different CUDA versions. PyTorch has CUDA Version=11.7 and torchvision has CUDA Version=11.8. Please reinstall the torchvision that matches your PyTorch install.
!pip install --upgrade Pillow
!echo "Y" | pip uninstall torchvision
!echo "Y" | pip install torchvision==1.9.0
こんな感じで頭に追加して実行してみてください。

日々アップデートしているからか、stable-diffusion-webuiはちょいちょいバグります。
ググれば解決法が見つかるケースもありますが、悪しからず。
モデルの変え方
huggingfaceやcivitaiで気になるモデルを見つけてきます。
ググったり、モデルをまとめてるサイト様があるので、そちらを見てURLから飛ぶのがいいです。
すでに数万~数十万という数のモデルが公開されているので、直接見に行って探すのは現実的ではありません。
それで、各サービスで、モデルファイルのダウンロードURLをコピーします。
そしたら、Colaboratoryのコードの「#モデルデータのダウンロード…」以下のwgetのURLの箇所で貼り付けて書き換えてください。
-O から先の、ダウンロード先のファイル名を書き換えとくと、webui起動後にわかりやすくなります。
huggingfaceの場合
「Files and versions」タブから拡張子がsafetensorsなどの数ギガバイトあるファイルのファイル名リンクをクリック
→「download」を右クリックして「リンクのアドレスをコピー」



civitaiの場合
こちらはシンプルで、ダウンロードリンクはモデルのページの右上にあります。
右クリックして「リンクのアドレスをコピー」してください。

プロンプトネガティブプロンプトの探し方
基本的にcivitaiやちちぷいでお気にいりの構図を探して、微調整しながら使っています。
civitaiは画像右下のインフォアイコン、ちちぷいは画像のページに記載があります。
(どちらも公開してないものもあります)
ネガティブプロンプトは「EasyNegative」を導入したうえで記載しておけば大体十分と思います。
このページで紹介しているノートブックには追加済みです。
また、2023年4月末現在「EasyNegativeV2」が公開されています。そのままV2を付けて入力するだけで大丈夫です。
これも整理して記事にする予定です。
無課金でお試し
Stable Diffusionのデモサイトでお試しできます。
そのほか、スマホアプリやLINEでも試せるサービスがあります。
ライトに遊ぶだけならこっちの方がよさそうです。自分があまり明るくないので他の方にお任せします。
もうちょっと整理したら加筆します。
まとめ
単純に無料で手軽にイラスト生成をしたい場合はスマホアプリやLINEサービスを使った方がいいです。
細かいところまでこだわりたい人は、Google Colaboratoryを使うとより細かいことができるようになります。
時間の制約なんか気にしないでローカルでガンガンやりたいよ!という人はグラボを買いましょう。
でも、正直なところ数百時間とか、かなりのめりこまない限りはGoogle Colaboratoryで遊んでた方がコスパはいいはずです。
(かくいう自分はさっきグラボをポチリましたがw)
グラボありのローカルでの環境構築も、近々記事にするかもしれません。